まぐろの近縁関係であり庶民の味方がこのカツオ。世界中で漁獲され、世界統計の漁獲量では2003・4年頃にはまぐろ類の合計をも超えてしまう勢いなのです。(ちなみに、この頃には世界全体でのカツオ・マグロ類の総漁獲累計が30年前のその数の2倍強まで増えているのです。食べすぎ…?)日本ではカツオといえばお刺身やタタキ・焼き魚として料理するのが主流ですが、国際的には殆どが缶詰向けの原料。なぜならそれだけ鮮度落ちが早い魚でもあるのです。(※足が早いとも)カツオは鮮度が命。だからどちらかというと漁港周辺近隣でしかお刺身では食べられなかったのかもしれません。確かに私が20年程前札幌で御世話になっていた頃は、まだかつおをお刺身で食べるという習慣はなかったように記憶しているし…。
そういえば最近良質のカツオにあたっていないような気が、私たちの実力なのか?私たちに対する自然のいたずら・仕返しなのか?どちらにしろ、そう思っているほうが良いのかも知れません。
私たち人類は自然と共存しているのではなく自然の中で生かされているのですから。自然に優しくなどと言わずに、自然に優しくしてもらえるような付き合い方を心がけていかなければいけないのかもしれません。
そうしていけば間違いないのです。と私は思っています。