皆さんが、普通に使っている「お箸」どうしてこのような形になったか知っていましたか?実はこれには深~いお話が・・・。
むか~し昔、ある所におじいさんとおばさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川で洗濯に。ここまでは何かで聞いたことがあるようなお話ですが、実はここからが・・・。
おばあさんが川で洗濯をしていると、山の向~の方から、大きな角材を抱えた鬼達が”ノッソノッソと、おばあさんのいる方角に向かってきます。おばあさんは恐ろしくなりしゃがみこんで動けなくなると、その鬼達は抱えていた角材でおばあさんをつかもうとします。しかし、なかなか捕まえられません。そこで鬼達は考えます。「そうだ、先を細くしてみよう!!すると今までとは大違い、簡単におばあさんを捕まえることが出来ましたとさあ。めでたしめでたし おしまし。
なぁわけないでしょ。 冗談はここまで ここからは真面目なお話です。
実は、お箸が日本に伝わったのはおそらく中国からで、当時はただの長方形の木の棒だったそうです。それを私たちのご先祖様達が日本の風土と文化に合わせて私たちの食文化に合うように変化させたのが現在のお客の形だそうです。
ではその食文化とは何かというと「魚を食べる」という文化です。当時のお著では先が太くて対象物をつぶしてしまい、お魚を食べるにはちょっと不便だったようです。そこでお箸の先端部を細く滑らかにすることで「物に刺したり」、「食べやすい大きさに分けたり」、「骨に付いた小さな身ですら無駄なく食べたり」出来るようにしたそうです。
だからお箸の歴史はお魚文化の歴史でもあるのです。魚を食べることは身体にいいだけでなく、現代人のDNAに刻まれた日本人の誇りを呼び起こし、日本人らしさを思い出させてくれるのかもしれません。
実は脳科学でも実証されている通り、お著を使うということは目で見た信号を脳が判断し、指先に伝え、指先から伝わった信号を更に脳で判断処理をするという繰り返しの作業なのです。ですからお箸を使うということは必然的に脳にも刺激を与え脳の活性にもなるのです。
「箸で魚(肴)を食らう」このキーワードこそが現代社会の日本人の能力復興、そして悩める日本人全てを正してくれるのかもしれません。
人と書いて良しと結ぶ。これこそが人を良くする食そのものなのです。お魚食べてネェ!!